在日クウェート国大使館

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クウェート国大使館
Embassy of the State of Kuwait
〒108-0073
東京都港区三田4-13-12
TEL:03-3455-0361
FAX: 03-3456-6290

領事案内:
申請時間 09:30~11:30
受領時間 15:00~16:00
休日 土・日曜、両国祝祭日


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イスラーム教

国教はイスラーム教である。イスラーム教にはいくつかの宗派があり、最大のものはスンニー派で、少数派のなかの主要宗派がシーア派である。クウェイト国民の大部分はイスラーム教徒(アラビア語でムスリム)であり、スンニー派教徒が約70%を占めている。
イスラームを信奉するクウェイト国民は、1日5回の礼拝を行うなどイスラームの教義に基づいた日常生活を送っている。また、宗教の自由が憲法で認められているため、キリスト教徒のクウェイト人もおり、彼らのための教会も建てられている。以下、イスラーム教について概説する。 イスラーム教は、預言者ムハンマドが唯一の神アッラーからの啓示を受け、世界に広めた宗教で、イスラームとはアッラーに身を委ねる、帰依するという意味である。
西暦570年、アラビア半島の商業と信仰の中心都市マッカ(メッカ)に生まれたムハンマドは、幼くして両親と死に別れ、伯父のアブー ターリブに養育されて、交易に従事する商人として育った。聡明で優しいムハンマドは人々から慕われ、アミーン(正直者)と呼ばれていた。彼は25歳の頃、富豪で寡婦の女性ハディージャと結婚し、幸せな結婚生活を送っていたが、壮年期に近づくにつれ、宗教的思索に浸るようになった。
そして、西暦610年頃のある日、マッカ郊外にあるヒーラの岩山の洞窟で瞑想にふけっていたとき、天使ジブラーイール(ガブリエル)を通して、万物の創造主アッラーから啓示を授けられ、その日から彼はアッラーの言葉を人々に伝える預言者としての道を歩み始めたのである。 当時のマッカは偶像崇拝がはびこる多神教徒の社会であったため、唯一の神アッラーへの信仰を説くムハンマドは数々の妨害や迫害を受けた。
そして、マッカでの布教が非常に危険な状況となったため、ムハンマドは西暦622年7月16日にマッカ北方約400キロの町マディーナ(メディナ)へ難を逃れた。マディーナで布教体制を整えたムハンマドはイスラームを奉じる人々を結集し、マッカの多神教徒の勢力を遂に打ち破り、マッカに再び戻ったのである。彼はかっての迫害者達を許し、預言者イブラーヒーム(アブラハム)が創造主を祈るために建てたと伝えられるカアバ神殿から全ての偶像を一掃して、これをアッラーの神殿とし、マッカをイスラームの聖地とした。その後、ムハンマドはイスラームの布教活動を近隣諸国にまで広げ、アッラーへの帰依を人々に呼びかけた。西暦632年6月8日、アッラーの命に従いイスラーム布教の基礎固めを完了したムハンマドは、マディーナの地においてその波瀾万丈の生涯を終えた。
イスラームの教えは、アラビア半島からまずメソポタミア、シリアに広がり、さらに北アフリカを経てイベリア半島に浸透し、東はインドから東南アジア、中国にまで達している。現在イスラーム教徒は全世界で10数億人を数えるといわれており、その数は今も増え続けているのである。イスラーム教徒の義務として六信五行がある。六信とは(1)アッラー、(2)天使たち、(3)使徒たち、(4)啓典、(5)復活と最後の審判の日、(6)宿命を信じることであり、五行とは(1)信仰の告白、(2)礼拝、(3)断食、(4)喜捨、(5)巡礼、を行うことである。イスラーム教徒はこれらの義務を守り、1日5回のお祈りや年に1度の1ヶ月間の断食、そして余裕があるならば少なくとも一生に1度のマッカ巡礼を行うのである。